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sub get_userの変更点

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!!!sub get_user

目次
{{outline}}

!!呼び出し
!!呼び出し方法
 	@rcdlines = &get_user("$Fm{'id'}");
FORMから入力されたidを引数としてサブルーチン get_user を呼び出し、
その戻り値をマイレコードとする。(後述)
FORMから入力されたidを引数としてサブルーチン get_user を呼び出し、その戻り値をマイレコードとする。(後述)
ユーザーデータファイル名は、????.dat なので、引数には「4桁の数字で構成される文字列」(またはそれを返す式)でなければならない。



!!ソースコードの解説
 sub get_user {
 	return if $getuserflag;
1度このサブルーチンが実行されていれば、2度目は実行しない。


 	open(IN,"$usrdir$_[0]\.dat") || &error("ID $_[0]は存在しません");
引数はリストなので、$_[0] になっている。
引数は配列として特殊変数 @_ に格納されるので、ファイル名は $_[0]  になっている。
open関数でユーザーデータファイル(例えば、0000.dat)を入力モードでオープンし、ファイルハンドル IN に結び付ける。
ファイルオープンに失敗すると sub error が実行され、エラーメッセージをHTMLに出力する。


 	@_ = <IN>;
 	close(IN);
ファイルハンドルに結び付けられたファイル(例えば、0000.dat)の内容を、1行ごとに配列 @_ の要素として代入する。
この時点で、以前の @_ の内容(ファイル名)は上書きされて失われる。
**$_[0] = ファイル内容の1行目
**$_[1] = ファイル内容の2行目
**   :
**$_[n] = ファイル内容のn+1行目
**$_[最後] = 未定義値
となる。

ファイルハンドルをクローズする。


 	if (!@_) { &error("読みこみエラー") }
配列 @_ が偽(この場合は空リスト)ならば、エラーメッセージをHTMLに出力する。


 	($id,$nm,$ps,$jb,$ig,$sp,$bp,$bn,$ak,$dd,$hp,$xp,$ab,$db,
 	$av,$wn,$lz,$dt,$mn,$bg,$xi,$tm,$lf,$fe,$cm,$is,$ht,$fg,$rw,$kl) = split(/<>/,$_[0]);
配列 @_ の0番目の要素(つまり、ファイルの1行目)を、<> を区切り文字として分割し、各スカラー変数に代入する。
各スカラー変数の内容はリファレンスマニュアル参照。


 	&error("パスワードが違います") if $Fm{'ps'} ne $ps && $Fm{'ps'} ne $admpas && $Fm{'mode'} ne 'make_con';
次の全てに該当した場合、エラーメッセージをHTMLに出力する。
**$psがFORMから入力されたパスワードと一致しない
**$psが$admpas(管理者パスワード)と一致しない
**$Fm{'mode'} が 'make_con' (Continue)ではない


 	$userline = shift(@_);
配列 @_ の先頭要素(つまり、$_[0] …… ファイル内容の1行目)を取り除いて、それを $userline に代入する。
これによって、以降の配列 @_ の要素は、ファイル内容の2行目以降になる。
$userline の内容は
**$userline = "id<>名前<>パスワード<>……<>\n"
のように、<>で連結されている状態のもの。


 	$getuserflag = 1;
sub get_user を複数回実行しないようにフラグを立てる。

 	return @_;
 }
@_ を戻り値として、サブルーチン終了。
呼び出しの項にあるとおり、この戻り値のリストが @rcdlines に代入される。
つまり、@rcdlines は、ファイル内容の2行目以降=マイレコード ということになる。


!!キーワード解説

!open関数
open(FILEHANDLE,FILENAME) || オープン失敗時の処理;
**FILEHANDLE … ファイルハンドル名。大文字が原則。
**FILENAME … 開くファイル名。オプションについては割愛
**open(FILEHANDLE,FILENAME) || オープン失敗時の処理;
FILEHANDLE … ファイルハンドル名。大文字が原則。
FILENAME … 開くファイル名。オプションについては割愛
ファイルをFILEHANDLEに結び付けてオープンする。
説明中に「入力モードでオープン」と書かれているが、これはスクリプト側に入力するということで、「読み込み専用でファイルを開く」といったようなニュアンス。
ファイルをオープンした後は、スクリプト内でそのファイルを扱う場合はファイルハンドル名で指定することになっている。
説明中に「入力モードでオープン」と書かれているが、これはスクリプト側に入力するということで、「読み込み専用でファイルを開く」といったようなニュアンス。オプション指定で入力/出力モードを指定。
ファイルをオープンした後は、スクリプト内でそのファイルにアクセスする場合はファイルハンドル名で指定することになっている。
:: || オープン失敗時の処理:
:::open関数ではないが必須セットと言ってもいい。
:::該当ファイルがない、ファイルハンドル名が不適切などで、ファイルオープンに失敗した場合でもopen関数がエラーを出すわけではなく、戻り値が未定義値になるだけで、その後の処理は何事もなかったかのように続く。
:::SOS2では、sub error でエラー処理を行っているので、open関数の後に || &error("hoge") としてエラーを出すようになっている。
:::解説本などには「open(略) or die('メッセージ')」と書かれていることが多いが、or演算子はPerl5以降用なので、Perl4以前でも使えるように ||演算子になっていると思われる。
:::解説本などには「open(略) or die 'メッセージ'」と書かれていることが多いが、or演算子はPerl5以降用なので、Perl4以前でも使えるように ||演算子になっていると思われる。


!<FILEHANDLE>演算子
**FILEHANDLE … ファイルハンドル(または リファレンス済みのスカラー変数)
!< >入力演算子
**<FILEHANDLE>
FILEHANDLE … ファイルハンドル(または リファレンス済みのスカラー変数)
FILEHANDLEに結び付けられたファイルの内容を1行ごとに読み込む。(デフォルトの状態)
改行コード(\n)を区切り文字として、左辺値がスカラーならば1行のみ、リストならば各行を要素とする。(ただし最後の要素は未定義値)
特殊変数の値を変更することで区切り文字(バイト数)を指定できるが、SOS2でやる必要はない。
改行コード(\n)までを1行として、左辺値がスカラーならば1行のみ、リストならば各行を要素とする。
(ただし末尾の要素は未定義値)
特殊変数の値を変更することで行末文字(またはバイト数)を指定できるが、SOS2でやる必要はない。


!shift(@ARGV)関数
!shift関数
**shift(@ARGV)
配列@ARGVの先頭要素を取り除く。残りの要素は先頭方向に詰められる。
**$ARGV[0]がなくなり$ARGV[1]から始まる配列に……はならない。
**元の$ARGV[1]は$ARGV[0]に、元の$ARGV[2]は$ARGV[1]に …… となる。このため、ループ構文でshift関数を使うときには注意が必要。
$ARGV[0]がなくなり$ARGV[1]から始まる配列に……はならない。
元の$ARGV[1]は$ARGV[0]に、元の$ARGV[2]は$ARGV[1]に …… となる。このため、ループ構文でshift関数を使うときには注意が必要。
左辺値にスカラー変数を置けば、取り除かれた要素が代入される。


!!関連項目
*コラム

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